この世界では古くから龍の一族が君臨している。彼らは炎,風,水,土といった自然の力を操り他の種族を圧倒する。その力は制御しきれないほど強大であり、災厄をもたらすこともある。そこで龍達は自らの姿を変える術を身につけ禍々しい龍から美しい人間へと変身することで、力を抑えるとともに他者と交流することも可能になった。これが龍達の流儀であり、一人前の証でもあった。龍達は変身しつつも絶対的な力を発揮し、世界を統治し続ける。その支配に不満を持つ者達は龍達に対抗する方法を探し求めている。そんな中、ある一匹の名もなき龍が物語の舞台となる国へと飛来する。